イノベーション君はおもしろい人です。
いろんなものをくふうして新しいことをはじめます。
みんなが楽しくなります。
たとえば、ファッションへの3段階(だんかい)
まず、「モード」。
これはファッションデザイナーがすごく変わった服を作って「パリコレ」などの世界的に有名なファッションショーにモデルさんに着てもらってみんなに初めて見せる「新しい服」です。
モードのところでは、ふつうの人には「えーそんなすごいかっこう目立ち過ぎて!」と着る人はほとんどいません。
そこで次はそれをみんなに見せびらかします。
これを「イノベーション」といいます。
イノベーションをつくるためには、イノベーターという人がいないといけません。
インベーダーではありませんよ。
「イノベーター」になれる人は、みんなから尊敬(そんけい)されている人。みんなから信用(しんよう)されている人。みんなから親しまれている人。
このような人に「モード」の服を着てもらうと、ふつうの人は「へー、はじめはすごく変わり過ぎていてだめだわ!と思っていたけれど〇〇さん(イノベーターになっている人)が着ているんだから、きっとおしゃれだよね!」と見直し始めます。
ていこうがなくなるのですね。
そして、みんながその服を着て歩くようになる。
これを「ファッション」といいます。
ファッションとは流行(りゅうこう)=今、それがはやってる!うけてる!というじょうたいです。
モード⇒イノベーション⇒ファッション
みなさんの中で、お父さんが会社につとめている人。
お父さんが会社に行くとき、スーツの下にシャツを着てネクタイをしていきますか?
その時のシャツはどんなシャツですか?
スーツといっしょに着るシャツ。昔はこれを「ワイシャツ」と呼んでいました。
なぜ、ワイシャツかというと、英語の「ホワイトシャツ」が日本人がうまく英語を発音ができないのでいつのまにか、「ワイシャツ」になってしまったのです。
なぜ、ワイシャツ? そう!むかしはスーツに着るシャツは全部真っ白なシャツしかなかったのです。
ある時、テイジンという会社(知っていますか? だけじゃない!テイジン♬ のコマーシャルのあのテイジンさんです。)は、カラーのシャツを作って売りたいと思いました。
何もスーツといっしょに着るシャツが白ばかりでなくでもいいじゃん!と思ったわけです。
これ イノベーションのはじまりです。
書籍「小学3年生にわかるイノベーション」でくわしく説明します。